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2025年8月のBon Quish LETTER

2025.09.01

 みなさまこんにちは!お魚料理のオンラインレストランBon Quish(ボンキッシュ)商品開発担当の春山です。

 夏真っ盛りの8月に入りましたね!皆さまいかがお過ごしでしょうか?ご旅行やレジャーの予定がたくさん入っている方がいらっしゃるかもしれないですね。いやいや、夏も関係なく仕事だよ~~~(泣)という方は、本当にお疲れ様です!ボンキッシュのお料理は国産のお魚を使ってはいますが、味付けは和洋中バラエティ豊か。ちょっとした旅行気分を味わってみてくださいね♪

イチオシ新商品のご紹介

 さて今月もまずはイチオシ新商品のご紹介から。今月は、和食の巨匠、近藤一樹シェフ考案『福島県産 めひかりおかき揚げ』です!
 まずめひかりの解説から。めひかりは水深150~200mに生息する深海魚。体長は最大でも20㎝ほどの小さな魚です。名前の由来は『青く光る目』からきたそうですが、正式名称は『アオメエソ』。いずれにしろ目の色を表していますね。ただ自ら発光するのではなく、生息する深海でわずかな光を効率よく捉えられるように進化した結果、反射によって青白く輝いて見えるそう。なるほど~確かに自分で光っていたらなかなかびっくりですよね。
 生息地は青森県~鹿児島県までの太平洋沿岸で、中でも常磐沖は全国有数のめひかりの漁場。福島県いわき市では市の魚としてめひかりを選定、地道なPRを継続した結果、いまや全国区で知られる高級魚として扱われています。
 めひかりは傷みやすいため、基本的には冷凍したものが流通します。冷凍しても品質が変わらないのがいいところ。特に福島県産は、脂のりがいいことから、干物や唐揚げ、天ぷらに加え、お刺身としても食べられています。お刺身にするには身が小さいので結構な技が必要なのですが、口の中でとろける美味しさなので、もしどこかでめひかりの刺身を見かけたら、ぜひお召し上がりください!極上そのものです。
  
 そんな絶品めひかりを、近藤シェフが大胆に仕上げたのが今月の新作『福島県産 めひかりのおかき揚げ』。一尾ずつ丁寧に全てのヒレをハサミで切り取り、日本人なら誰でも食べたことがあるであろう銘菓『柿の種』を砕いた衣をつけて揚げた逸品。試作会で砕いた柿の種が出てきたときは本当にびっくりしましたが、食べたら普通の唐揚げや天ぷらよりも柿の種の衣がサクサクしつつ少しもっちりとしていて、めひかりそのものの味わいを引き立てる仕上がりに。仕上げに塩を振っているので、そのままでも十分にお召し上がりいただけますが、お好みですだちをかけてくださいね。夏が旬のすだちの香りがぐっと上質さを引き立ててくれますよ。

今月のトピックス/津久見ぶりの供給状況について

 さて今月のトピックスは、ボンキッシュでおなじみ、津久見ぶりの供給状況についてお知らせです。ボンキッシュが始まって以来、定番のお魚として度々登場している大分県産津久見ぶり。その名の通り、大分県津久見市内にある漁場で養殖されたぶりでして、津久見市沖は豊後水道に流れ込む黒潮の恩恵を受ける場所で、水温も安定しているため、ぶりの養殖に適した場所。ここで育った津久見ぶりは脂がのりがよく肉厚な身なので、和洋中どれでも使えるオールマイティな人気魚種でして、昨年10月のリニューアル後の総販売食数TOP3にランクインしている照り焼きをはじめ、ボンキッシュでもファンが多い魚種なのですが。。。
 この異常気象で海中温度が上がりすぎてしまった結果、ぶりの生育が悪くなり、夏場はぶりの出荷ができなくなったとの情報が飛び込んできました(泣)
 海中温度が下がる秋以降になれば、ぶりの生育が回復し、11月には出荷が再開できそうとのことなのですが、いずれにしろ、当面の間津久見ぶり仕入れができないことから、津久見ぶりの新作メニュー販売や販売中メニュー再製造も見合わせることになりました。本当に申し訳ありません。
 ぶりなら日本でどこでも獲れるのでは??というご意見もあろうかとは思うのですが、まず天然物は、昨今の異常気象でぶり体内に寄生虫が多発しており、ボンキッシュでは2年前から天然ぶりの取り扱いを中止しています(販売用商品製造中に寄生虫が見つかり、大騒ぎになった苦い経験がありまして。。。) 。また他の養殖ぶりで代用しようにも、あの味わいが再現できるものがなかなかないことから、一旦津久見ぶり商品は在庫限りとさせていただきたいと思います。
 天然物は海中温度の変化や海流の乱れなどで異常気象の影響をダイレクトに受けますが、立ち返ってみれば養殖も育つ場所は同じ海。ついに養殖物にも影響がきたかとスタッフ一同頭を抱える事態ではあるのですが、海の恵みをいただくからには、その時々の状況を受け入れながら、お客さまに高品質なお魚料理をお届けするのがボンキッシュの役目。数か月間津久見ぶり商品が減ってしまいますが、今年12月には商品出荷再開できる見込みなので、どうか少しの間皆さまにもご理解頂けますと大変ありがたいです。出荷再開が決まりましたら、改めてボンキッシュレターや公式ホームページ、LINE、Instagramで告知しますね。

ボンキッシュ人気メニューランキング(2025年6月分)

 さて毎月恒例、復活!ボンキッシュ人気メニューランキング(2025年6月分)をお届けします!

第1位 三陸産 さくら真鱈の香草パン粉焼き ピストーソース<洋食>☆6月新作
第2位 静岡県産 びんちょうまぐろのカツレツ<和食>☆5月新作
第3位 福島県産 スズキの菊揚げ夏みかんの甘酢あんかけ<中華>☆6月新作
第4位 ボンキッシュのシーフードカレー<洋食>☆復刻版
第5位 長崎県産 真鯛とじゃがいもの中華炒め カレー風味<中華>☆復刻版

 6月も2か月連続で洋食がトップに!藤井シェフ今月もめちゃめちゃ喜んでます!三陸産のさくら真鱈はボンキッシュではすっかりおなじみの魚種。このさくら真鱈は、宮城県石巻市にある布施商店様という水産仲卸・加工会社のオリジナルブランド。①さくら色の透明感があること ②水揚げ後の処理を迅速に行うこと③包丁で仕立てること ④三陸産であること ⑤資源管理上1kg以上の魚体を使用すること という5か条をクリアした真鱈のみ、さくら真鱈として出荷されます。焼いてしまうとわかりませんが、身はこんなにかわいらしい桜色なんです!丁寧に施しているからこそ藤井シェフのレシピが引き立ちますね。

 第2位は先月から1ランクアップの和食・静岡県産 びんちょうまぐろのカツレツ!更にランクが上がって近藤シェフもホクホクです。お召し上がりいただいた方はわかると思うのですが、とにかくボリューミー。見た目はそこまで大きくないかと思いきや、食べ終わるころにはもうおなかいっぱいですよね。ちなみにこれ、付属のタルタルソースではなく、粗塩+すだち でいただくと、日本酒が進んで止まりません。ぜひお試しくださいね。
 第3位は6月の新作、シャウ・ウェイシェフの福島県産 スズキの菊揚げ夏みかんの甘酢あんかけがランクインしました。これ、本場中国ではお祝いの席の一皿で、本来は一尾丸ごと菊揚げにするそうです。えー!!どんだけ大きな中華鍋なんだ。。。お祝いを表す赤いソースがさらに華やかさを盛り上げますね。ソースにはアクセントで夏みかんのしぼり汁を入れているのですが、試作会当日、なんとシェフがご自宅のお庭で育った大きな夏みかんをたくさん持ってきてくださいまして、それはもう絶品でした。さすがに販売商品に入れるほどの量はないので (笑)、皆さまへお届したものは他の夏みかんエキスを入れています。ご了承ください。
 第4位と第5位は、いずれも旧・定期便時代メニュー復刻版がランクイン。第4位のシーフードカレーは、かなり人気でして、喜んでいただけてうれしいです!お客さまから期間限定ではなくレギュラー化してほしいとの嬉しいお声もいただいておりますので、検討します!!また夏らしい長崎県産 真鯛とじゃがいもの中華炒め カレー風味は、西尾シェフの逸品。以前夏に出した際に、いい意味で予想を裏切る(笑)カレー味が病みつきになったというお声が多々ありまして、今回久しぶりにお出ししました。皆さまのお口に合えば嬉しいです!

来月のイチオシメニューのご紹介

 最後に来月のイチオシメニューのご紹介です。来月も我ながら(笑)魅力的なメニューが盛りだくさんですが、中でもイチオシは、中国料理シャウ・ウェイシェフの『長崎県産 サバの塩麹香辣漬け』です!シャウ・ウェイシェフの手にかかれば、オーソドックスなサバのフィーレも一気にイノベーティブな中国料理へ大変身。ピリ辛の味付けがもうたまりません。ぜひお楽しみに!

 それでは今月も最後までお読みいただきありがとうございました!
 来月もボンキッシュレターでお目にかかることを楽しみにしています♪


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