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知ってる?ホタテの基礎知識|身近なのに奥深い“万能貝”の魅力
貝類のなかでも圧倒的な人気を誇るホタテ。刺身、焼きもの、煮物、バターしょうゆ焼き、グラタン——どんな料理にも合い、食卓に「ごちそう感」を添えてくれる食材です。
かつてホタテは特別な日のごちそうで、昭和の半ば頃までは価格も高く、庶民には手が届きにくい存在でした。しかし、養殖技術の発展により漁獲量が安定し、品質も安定したことで、いまではスーパーでも気軽に手に入る“身近な贅沢”として愛されています。
ホタテはどこで獲れる?産地と旬の話
日本の主な産地は北海道・青森・三陸沿岸。特に北海道は育成環境が整い、貝殻の大きさや身の厚みが優れていることから、高品質なホタテの産地として知られています。
旬は産地によって少しずつ異なり、北海道では春から初夏、三陸や青森では冬から春先にかけておいしさがピークを迎えます。季節によって甘みや食感が変わるため、刺身でも加熱でも、それぞれ違った魅力が楽しめるのも特徴です。
ホタテの体の特徴:食べられる部分はどこ?
ホタテといえば貝柱を思い浮かべる人が多いですが、実はほかにもおいしい部位があります。中心にある貝柱はどんな料理にも合う万能部位で、ひも(外套膜)はコリコリとした食感があり、刺身や和え物にすると風味が引き立ちます。季節によっては卵巣や白子が楽しめる時期もあり、春先にはこの部位目当てで買われる方も多いほどです。
一方で、えらやうろ(中腸腺)など取り除くべき部分もありますが、殻つきのホタテを扱うときは、部位ごとの役割や特徴を理解すると、ホタテのおいしさをより深く引き出せます。
ホタテは“高たんぱく・低脂肪”。優秀な栄養バランス
ホタテは高たんぱくでありながら脂質が控えめで、健康面でも取り入れやすい食材です。さらにうま味成分であるアミノ酸が豊富なため、シンプルな調理でも味がまとまりやすく、「塩だけでおいしい」と感じられるのも特徴です。
タウリンが多く含まれていることから疲労回復にも役立ち、鉄分やビタミンB群が摂れる点も、特に女性にうれしいところ。コラーゲンも含まれるため、美容面を気にする方からの支持も高い食材です。
ベビーホタテが人気の理由
スーパーでよく見かけるベビーホタテは、調理のしやすさから家庭料理の強い味方になっています。サイズが小さい分、加熱が早く時短調理に向いており、旨みが逃げにくいのが魅力です。冷凍品でも品質が落ちにくく、炒め物や味噌汁、バター焼きといった普段のおかずに気軽に使えるため、忙しい日でも食卓に“ちょっとした満足感”を添えてくれます。
愛され続ける理由は「おいしさ・扱いやすさ・バリエの広さ」
ホタテがこれほど長く愛されているのは、味のおいしさだけではありません。刺身で楽しめるほどの甘みがあり、加熱しても身が縮みにくく、ジューシーさを保ちながら旨みが際立つという、扱いやすさも大きな魅力です。
さらに貝柱・ひも・卵巣など、部位ごとに食感や風味が違うため、一つの食材で多様な料理が楽しめることも人気の理由といえます。
ボンキッシュでホタテの美味しさを堪能!
ボンキッシュでは数多くのホタテ料理をご用意していますが、ダントツ人気なのが【宮城県石巻市産 ホタテグラタン】です。
宮城県石巻市産ホタテを贅沢に使った、ボンキッシュベストセラーの上質なグラタン。1皿200gのうち40gを占める、肉厚なホタテ貝柱からは、噛むほどに旨味が広がります。ホワイトソースは蔵王山脈で育った酪農牛乳をベースにホタテの出汁をふんだんに使い、塩や調味料を加えず、素材の魅力を余すことなく堪能できる一皿に仕立てました。 海の恵みを凝縮した味わいを、ご家庭でお楽しみください。

参考文献
・藤原昌高(2010)『からだにおいしい 魚の便利帳』高橋書店
・西潟正人(2020)『改訂新版 日本産 魚料理大全』緑書房
・島津修(2018)『いちばんくわしい 魚のおろし方と料理』成美堂出版
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