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ホタテの選び方|新鮮でおいしい“当たりホタテ”を見極めるコツ
ホタテはどんな料理にも使える万能食材ですが、その本来のおいしさを楽しむには“鮮度の見極め”がとても大切。特に刺身やバターしょうゆ焼きのように素材の味が前面に出る料理では、選ぶ段階で品質の差がそのまま仕上がりに影響します。
ここでは、スーパーの鮮魚売り場でもすぐに役立つ「良いホタテの特徴」を、家庭で使うポイントに絞って紹介します。

貝殻つきホタテの選び方
殻つきホタテを選ぶときは、まず貝殻の状態を見るのが基本です。殻がしっかり閉じているものや、軽く触れたときに反応して動くものは、身に活力があり新鮮な証拠です。殻の表面にツヤがあり、乾燥しすぎていないものは、海水中の健康な環境で育った可能性が高く、身の質も安定しやすい傾向があります。
殻を手に持ったときにずっしりと重さを感じる個体は、貝柱が太く水分をしっかり含んでいるため、調理しても身がふっくらと仕上がりやすいのが特長です。
貝柱だけで売られているホタテの選び方
刺身用や加熱用として並んでいる貝柱だけのホタテは、色と弾力が品質を見極めるポイントになります。
まず色は、ほんのり乳白色で透明感があるものが理想的。乾燥して表面が白く粉をふいたように見えるものは、時間が経って水分が抜けているサインで、加熱すると硬くなりやすい傾向があります。
指で軽く触れたときに、ぷるんとした弾力を感じるものは鮮度が良く、火を通しても縮みにくいのが特徴です。逆に指にべたつきが残るものや、表面がねっとりとしたものは避けたほうが安心です。
ベビーホタテを選ぶときのポイント
家庭で使いやすいベビーホタテは、冷凍品でも質が大きく変わることがあるため、選び方を知っておくと便利です。
表面に霜が大量についているものは、温度変化で解凍と凍結を繰り返した可能性があり、食感が落ちやすくなっています。また、袋の中でホタテどうしが固まりすぎているものは、水分が抜けてしまったサインで、調理するとパサつく場合があります。一粒一粒がふっくらして丸みがあり、自然にバラけている状態のものは、解凍しても旨みが残りやすく、味わいも安定しています。
香りも品質チェックの大切なポイント
ホタテの鮮度は見た目だけでなく、香りでも判断できます。新鮮なホタテは海水のような澄んだ香りがあり、刺身で食べても雑味がありません。逆に生臭さが強く感じられたり、ツンとした刺激のあるにおいがする場合は、鮮度が落ちているサインなので購入を避けるのが無難です。
選び方が分かると、ホタテ料理はもっと楽しくなる
新鮮なホタテを選べるようになると、刺身の甘み、焼き物の香ばしさ、スープのコクなど、ホタテの魅力がぐっと引き立ちます。ほんの少しのポイントを知っておくだけで、同じ料理でも満足度が大きく変わるので、ぜひ買い物の際に思い出してみてください。
ボンキッシュでホタテの美味しさを堪能!
ボンキッシュでは数多くのホタテ料理をご用意していますが、上品な辛みがあとを引く人気メニュー【上品な辛みがあとを引く、ホタテの甘辛炒め】をご紹介します。
北海道の豊かな海で育った肉厚のホタテを使った、西尾シェフ特製の中華メニューをお届け。しっかりと下味をつけたホタテを、刻んだねぎと生姜を加えた甘辛だれで香ばしく炒め、しいたけ、赤パプリカ、ピーマンを合わせて彩りよく仕上げました。甘辛のたれに唐辛子のピリッとした後味が重なり、思わず箸が進む味わい。ビールはもちろん、スパークリングワインとのペアリングもおすすめです。

参考文献
・藤原昌高(2010)『からだにおいしい 魚の便利帳』高橋書店
・西潟正人(2020)『改訂新版 日本産 魚料理大全』緑書房
・島津修(2018)『いちばんくわしい 魚のおろし方と料理』成美堂出版
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