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冬至は「整える日」。かぼちゃと温かい食事で迎える大人の季節習慣

2025.12.17

一年でいちばん昼が短く、夜が長い日――冬至。今年、2025年の冬至は12月22日(月曜日)。カレンダーの上では静かに過ぎていく一日ですが、日本では古くから「節目の日」として大切にされてきました。

忙しい毎日の中でも、ほんの少し季節を意識するだけで、暮らしのリズムは驚くほど整います。冬至は、そんな“立ち止まるきっかけ”をくれる日なのかもしれません。

冬至とは?なぜ昔から大切にされてきたのか

冬至は、一年でいちばん昼が短く、夜が長い日、つまり太陽の力がいちばん弱まる日。しかし同時に、この日を境に少しずつ日が長くなり、再び光が戻ってくると考えられてきました。

そのため日本では、「悪い流れを断ち切り、次の季節に備える日」として、体を労わる過ごし方が根づいています。

年末を前に、気持ちも体も疲れが溜まりやすい時期。だからこそ冬至は、無理をせず、内側から整えるための知恵が詰まった行事なのです。

冬至にかぼちゃを食べる理由にある“先人の発想”

冬至といえば、かぼちゃ。一見すると季節外れに思えますが、ここにも日本らしい合理性があります。

かぼちゃは保存性が高く、冬まで栄養を保てる野菜。ビタミン類が豊富で、寒さや乾燥が厳しい時期の体調管理に役立つ食材でした。

また「ん」がつく食べ物(かぼちゃ=なんきん)を食べると運がつく、という言い伝えも。迷信のようでいて、実は“冬を元気に越えるための合図”だったとも言えます。

冬至の七草(冬至の七種)とは?

冬至には、「冬至の七草(七種・ななくさ)」と呼ばれる食材を食べる風習があります。春の七草ほど知られていませんが、こちらも無病息災や運を呼び込む願いが込められた、日本の食文化のひとつです。

冬至の七草は、頭文字に「ん」がつく食べ物が中心。かぼちゃ(なんきん)・にんじん・れんこん・ぎんなん・きんかん・かんてん・うどんなどが代表的とされています。

「ん」が二つつく=“運”が重なると考えられ、一年で最も太陽の力が弱まる日に、次の季節へ向けて運気を整える意味がありました。

ただ、冬至の七草は、すべてを揃えるためのものではありません。実際の暮らしでは、「かぼちゃを食べる」「にんじんやれんこんを料理に使う」それだけでも十分に意味があります。

大切なのは、季節の節目に、体を労わる食事を意識すること。こうした考え方こそが、現代の忙しい暮らしにも生かせる、日本の食文化の知恵なのかもしれません。

冬至の食事は「体を温め、巡らせる」ことがテーマ

冬至の食文化に共通しているのは、冷えた体を内側から温めるという考え方です。

・温かい煮物
・だしの効いた汁物
・油分が控えめで消化のよい料理

どれも派手さはありませんが、体にすっとなじむものばかり。年末の慌ただしさに向かう前に、一度ペースを落とすための食事とも言えます。

共働き夫婦でも無理なく楽しむ「冬至の食卓」

「行事食はハードルが高い」と感じる必要はありません。冬至は、完璧に再現する日ではなく、“意識するだけでいい日”。

たとえば

・いつもの夕食に、かぼちゃの小鉢を添える
・スープや味噌汁を少し丁寧に作る
・温かい料理をゆっくり味わう

それだけで、十分に季節を取り入れたことになります。忙しい共働き夫婦だからこそ、「がんばらない季節行事」を持っておくと、暮らしに余白が生まれます。

季節の行事を取り入れると、暮らしが整う理由

季節の食文化は、心と体のメンテナンス。特別なイベントではなく、生活のリズムを整えるための知恵です。

冬至に温かいものを食べる。一年の疲れを自覚し、少し労わる。そんな小さな積み重ねが、「なんとなく調子がいい」につながっていきます。大人になった今だからこそ、派手さよりも、静かに整える暮らしを大切にしたいですね。

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