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2025年11月のBon Quish LETTER
みなさまこんにちは!お魚料理のオンラインレストランBon Quish(ボンキッシュ)商品開発担当の春山です。
気づけばもう11月、2025年も残り2か月を切りました!!夏が長すぎて季節感があまり感じられなかったせいか、時の流れが妙に早い。。。ハロウィンが終わり、街中はもうすっかりクリスマスモード。イルミネーションも楽しめますね(^^♪ホットワインや熱燗のような温かいお酒がついつい進んでしまうこの季節、秋の夜長もボンキッシュとともにどうぞ♪
今月のイチオシ新商品のご紹介
さて、今月もまずはイチオシ新商品のご紹介から。今月は、先月予告した和食・近藤シェフ考案『長崎県産 真鯛の有馬煮』です!
和食ってこんなに煮物の種類があるの!?と毎回近藤シェフには驚かされるのですが、今回ももれなくボンキッシュ初、そして私自身も初めていただいた『有馬煮』。みなさまご存じでしょうか?
有馬煮とは、お肉やお魚を、山椒を効かせた甘辛いタレで煮るお料理。なぜ有馬かというと、兵庫県・有馬温泉周辺が山椒の名産地だからだそう。有馬地方で収穫される山椒は『有馬山椒』といい、強い辛味と独特の香りが特徴とのこと。明治初期に山椒の実の醤油煮が有馬温泉の土産物として評判になり、全国に広まったそうです。なんて風情のあるネーミングなのでしょう。
今回は、なんとこの貴重な有馬山椒を贅沢に使用した、本物の有馬煮をご用意できました!製造いただいた矢田健商店さまが有馬山椒をお持ちで、有馬煮ならばとご用意いただけました。矢田健商店さま、ありがとうございます~!有馬山椒の少しピリ辛な風味が、甘辛いタレと真鯛の味わいをぐっと引き立てる割烹並みの逸品に引き上げています。長崎県産の真鯛はかなり肉厚で食べ応えがあるので、ぜひ、熱燗やごはんのおともに召し上がってくださいね。
今月の特集・沼ノ内漁港と小名浜市場にお邪魔しました!
それでは今月の特集は、ボンキッシュでもたくさんお世話になっている、福島県の漁港の様子をお届けします!
今年1月、J-WAVE『Bon Quish FISH&TIPS』(放送時間 毎週金曜11時10分~)の初取材でジョン・カビラさんに訪問いただいた沼ノ内漁港に加え、今回初めて小名浜市場にもお邪魔しました。
時は10月某日早朝。まずは沼ノ内漁港を訪問。ちょうど翌日以降台風接近予報が出ていまして、漁に出られるのかやや心配だったのですが、ギリギリセーフで漁ができたそうで、無事競りを見学できました(翌日はもう海が時化てしまい漁にでれなかったとのこと)。間に合ってよかった。。。

沼ノ内漁港では、結構な大きさのヒラメがわんさか競りにかかっていまして、競り落としたヒラメはこんな感じで仲買人さんがトラックへ運ぶ姿も。。。やはり常磐ものの王様はヒラメ。少し見えにくいのですが、ヒラメは傷がつかないように、一尾ずつ海水を貼った桶に入れてあります。さすが高級魚、競りでも扱いが違う。
ちなみに前回みることができなかったほっき貝もわんさか!実物見るのは初めてでして、こんな大きいんだと感動。またうまく撮れなかったのですが、トラフグもいました!!
当日は偶然商業高校の生徒さんが、職業体験で競りに加わっており、いつも以上に活気にあふれていました。いわき市エリアは本当においしいお魚がたくさん獲れるので、ぜひ将来を担う若い皆さんに漁業に携わってほしいですね。
ひとしきり競りの様子を見学した後、沼ノ内漁港から車で30分弱南下し、今回初訪問となる小名浜漁港へ。実は先に訪問した沼ノ内漁港は、港湾内に入れる船のサイズに限りがあるため(つまり少し小さめの漁港)、この小名浜漁港で一旦荷揚げした後、沼ノ内漁港へ陸送するんです。確かに前回、ジョン・カビラさんの取材を受けてくださった漁師さんも、お魚をたくさん積んだトラックで登場していました!

沼ノ内漁港では曇っていたのが、小名浜漁港到着時点ではめちゃめちゃ快晴、暑いくらいの気温に。そして港が広い!確かにこれなら大きいサイズの漁船も着岸できますね。なるほど。
ちょうど競りが始まる直前に中に入らせていただいたのですが、これが圧巻!
ヒラメ、正才ふぐ、伊勢海老、そしてノドグロ!!高級魚のオンパレードでして、もうこのままその場で食べて日本酒飲みたくなる勢いでした(笑)。

この小名浜漁港も、沼ノ内漁港等同様に、競りは札入れ、つまり希望価格をその魚のかごに入れていく方式で競りが進みます。入札締め切り後に係りの方が確認し、落札者を決める仕組みなので、基本的に市場内は静か。おかげでゆっくりと美味しそうな魚を見ることができました。
さすが常磐ものと言われるだけあり、どちらの市場も魚を丁寧に扱っていまして、魚のクオリティのみならず漁師さん、仲買人さん、加工業者さんがそれぞれ常磐ものの魚をリスペクトしている姿を見て、ボンキッシュでもさらに美味しいお魚料理を出してこうと心を新たにして漁港を後にしました。
現地でお話を伺ったところ、福島県沖も、他のエリアと同様に、名産だったサバやサンマ、スズキがかなり減っているとのこと。さらにカツオもだんだん怪しくなってきてるそうなので、今出しているボンキッシュの福島県産メニューは、ぜひお早めにお召し上がりくださいね♪もちろん新たな魚種も揚がるそうですが、慣れない魚は加工が難しい場合もあるそうで。。。
ボンキッシュ人気メニューランキング(2025年9月分)
話は変わって、ボンキッシュレター恒例の月間人気ランキングをご紹介します。先月は2025年度上半期(4-8月)総合ランキングをお送りいたしましたが、今月は元に戻し、2025年9月分のランキングをお送りしますね。
第1位 北海道産 鮭の木の芽焼き(和食・2025年9月新作)
第2位 宮城県産 スズキのロースト 白ワインビネガー風味 (洋食・2025年9月新作)
第3位 北海道産 鮭と4種のキノコのリゾット(洋食・復刻版)
第4位 青森県産 アカイカと栗カボチャのオイスター炒め(中華・復刻版)
第5位 静岡県産 びんちょうまぐろのカツレツ(和食・2025年5月新作)
9 月も近藤シェフの新作和食が第1位をゲットしました!!

和食の巨匠・近藤シェフが自信をもってお届けする『北海道産 鮭の木の芽焼き』は、大阪中央卸売市場の鮭専門店『株式会社三恒(さんつね)』さまの上質な鮭を贅沢に使った逸品。一時期鮭の値上がりが激しく豪勢に使うことができなかったのですが、やっと価格が落ち着いてきたので、大きめにカットして存分に堪能いただけるように仕上げました。実は香川県産オリーブサーモンでも試作してみたのですが、サーモンは鮭とは似て非なるものでして、全然ダメでした(苦笑)。木の芽が鮭の皮の味わいをぐっと高めてくれるお料理ですね。
続いて第二位は、洋食・藤井シェフの鉄板レシピ、スズキのローストを白ワインビネガーでアクセントをつけた野菜マリネとともにいただくお料理がランクイン。当初福島県産スズキで試作していたのですが、急に福島県沖のスズキが獲れなくなってしまい(泣)。急遽宮城県産へ変更したのですが、福島県と宮城県はお隣なので、スズキのクオリティはそのままに仕上げることができました(ほっ。。。)。スズキの滑らかで繊細な食感を壊すことなく仕上げるあの技はとても家庭では再現できないですよね。辛口の白ワインが進んでしまいます。野菜のマリネが余ったら、バゲットに載せていただくのもおすすめですよ。
第三位は、またまた北海道産鮭の登場。過去、旧定期便の時代にお出ししていた『北海道産 鮭と4種のキノコのリゾット』。もちろん洋食・藤井シェフのお料理なのですが、当時もめちゃめちゃ人気でした。ちょうど寒い季節に入るので、復刻版としてお出ししたのですが、2種のチーズを贅沢にかけていただくともうたまらないですね。リッチなランチタイムにもおすすめです。鮭はもちろん三恒さまの鮭。木の芽焼きと同じ鮭ですが、調理方法を変えるだけで違う楽しみ方ができますよね。お気に召していただけてうれしいです!
第四位はこれまた旧定期便時代のお料理、中華・西尾シェフの『青森県産 アカイカと栗カボチャのオイスター炒め』復刻版がランクイン。これ、実は過去に出したときよりもグレードアップしているんです。アカイカのカット方法を変えてより肉厚感を感じられるようにした他、当時使っていた普通のカボチャをほっくほくの栗カボチャへ変えてみたところ、スタッフ一同『前よりおいしい!!!』と大絶賛の逸品になりました。まだの方、ぜひ一度お召し上がりください!
来月のイチオシメニュー
最後に来月のイチオシメニューをご紹介します。来月は、クリスマススペシャルでイチオシがありすぎるので、複数ご紹介します!
長らくお待ちいただいていた大分県産津久見ぶりがやっと成長してくれまして、大人気商品『大分県産 津久見ぶりの照り焼き』 が復活します!!ぶりの成長にお時間をいただき、本当にありがとうございましたm(__)mぜひご注文下さい!加えて和食・近藤シェフ新作『大分県産 津久見ぶりのかぶら蒸し』も本当に絶品ですのでこちらもチェックしてくださいね。
また中国料理シャウ・ウェイシェフの思い出のメニュー『三陸産 さくら真鱈の中華風蒸し団⼦』もぜひ。来月のボンキッシュレターで改めてご紹介しますが、シャウ・ウェイシェフが過去に出場した中華料理の世界大会で見事金賞を取った記念すべきお料理。さくら真鱈の蒸し団子がびっくりするくらい柔らかくてくちどけがよく、口に入れた瞬間感動すること間違いなしです!
それでは今月も最後までお読みいただきありがとうございました!
来月もボンキッシュレターでお目にかかることを楽しみにしています♪
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