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もちもちとプチプチの競演“粟麩(あわぶ)”|知っておきたい食の豆知識

2025.11.25

ボンキッシュのお料理にも登場している「粟麩(あわぶ)」。実は、日常の食卓ではあまり見かけないため、初めて耳にする方も多い食材です。でも、一度知ると「こんな食材があったんだ」と料理の楽しみが広がる、通好みの存在でもあります。

麩(ふ)の一種ですが、小麦グルテンに雑穀の“粟(あわ)”を合わせて作ることで、独特の香りと柔らかい弾力が生まれます。ボンキッシュの料理にも、そんな粟麩ならではの魅力がしっかりと活かされています。

粟麩とは?|歴史と原材料

粟麩は、小麦グルテンに「粟」を加えて練り、蒸しあげて作られる伝統的な食材です。精進料理などで古くから親しまれてきた麩の一種で、もちっとした弾力と、粟ならではのほのかな香りが特徴。素朴ながらも品のある味わいで、和食を中心に幅広く使われています。

また、雑穀食が見直されている近年、あわ特有の香りや栄養価にも注目が集まり、じわりと再評価されている食材でもあります。

粟麩の魅力|大人が好む上品な味わい

粟麩の魅力は、何と言ってもその上品な味わいと、料理にすっと馴染む柔らかな弾力。
味がしみ込みやすく、だしや海鮮の旨味を繊細に受け止めてくれるため、和食の名脇役とも言われています。主張しすぎず、でも確かな存在感で全体の味わいを深めてくれる“縁の下の力持ち”として活躍。食にこだわる大人の舌を満たす、まさに通向けの一品です。

栄養面|雑穀×グルテンで満足感もしっかり

粟麩は、粟に含まれるミネラルや食物繊維が取り入れられることも魅力。もちっとした弾力のおかげで満足感があり、ヘルシー志向の夫婦にもぴったりです。

40代以降になると“美味しさはそのままに、体へのやさしさも大事にしたい”というニーズが高まりますが、粟麩はそんな大人の食生活とも相性が良い食材といえます。

おうちで楽しむなら?|簡単な食べ方アイデア

粟麩に興味を持ったら、ちょっと家で試してみるのもおすすめです。煮物のアクセントにしたり、味噌汁やスープの具にしたり、軽く焼いてバター醬油で楽しむのもおいしいです。

手軽ながらも、料理にやさしい深みが出るため、「少し料理が上手くなった気がする」満足感も味わえます。

ボンキッシュでも楽しめる粟麩

長崎県産 さばと粟麩の酒煮

脂のり豊かな長崎県産さばを、かつお香るだしと酒で炊き上げました。さばに丁寧な下処理を施すことで、雑味のないまろやかな味わいに仕上げています。合わせるのは、お餅のような食感を楽しめる粟麩と、やわらかく煮含めた大根。九条ねぎの風味が素材の滋味を際立たせる、近藤シェフならではの逸品です。まるで料亭でいただくような、上品で奥深い味わいを、ぜひご家庭で。

知っていると料理がもっと楽しくなる

粟麩という、普段はあまり触れることのない伝統食材だからこそ、知っているだけで“大人の食の教養”としても楽しめるはず。ボンキッシュのお魚料理を通じて、今まで知らなかった、食べたことのなかった食材に出会ってみませんか?

夫婦で「これ粟麩なんだって」と話しながら食卓を囲めば、いつもの食事がもっと豊かな時間が過ごせるのではないでしょうか。


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