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ホタテの料理バリエーション|素材の甘さが際立つ、とっておきの使い方
ホタテは、刺身で味わう生の甘みも、焼いて香ばしさを引き出す加熱調理もどちらも美味しい、非常に懐の深い食材です。貝柱・ひも・卵巣と部位ごとに表情が変わり、シンプルな料理でも満足感が高いのがホタテの魅力。
ここでは、家庭で楽しめるホタテ料理のなかから、とくに“簡単なのにごちそう感が出る”ものを中心に紹介します。毎日の食卓でも作りやすく、特別な日にも使える万能アイデアが詰まっています。
まず味わいたい、ホタテ本来の甘み「お刺身」
ホタテの身が新鮮なときは、まず刺身で味わってみてほしいところです。ひと口食べた瞬間に広がる天然の甘みと、やさしい香り。熱を通していない分、貝柱の繊細な食感が際立ち、噛むたびにじんわりと旨みが広がります。
わさび醤油だけでなく、レモンや柚子の香りを添えると甘さが一層引き立ち、シンプルながら贅沢な一皿になります。

香ばしさとコクが魅力の「バターしょうゆ焼き」
ホタテ料理の定番といえば、バターしょうゆ焼き。フライパンで表面に軽く焼き目をつけ、バターとしょうゆを絡めると、ホタテの甘みと香ばしさが一体となり、白ごはんにもお酒にもよく合う一品になります。
焼くときは強火で一気に焼き固めるのではなく、中火でじっくり火を通すと、貝柱が縮みにくくふっくらしたまま仕上がります。
ぷりっと弾力、ホタテフライ
しっかりした食べごたえを楽しみたいときはホタテフライもおすすめです。衣の中からプリッとした弾力とやわらかな甘みがあふれて、子どもから大人まで人気の高いメニューです。
小ぶりのホタテなら火が通りやすく、揚げ時間が短くて済むので、手軽に作れるのもうれしいところ。タルタルソースとの相性も抜群です。
クリーミーで贅沢な「ホタテグラタン」
ホタテの甘みとクリームソースのコクは相性抜群。ホタテを軽くソテーしてからホワイトソースと合わせ、オーブンで焼き上げると、やさしい香りがふわっと広がるごちそうグラタンになります。
ベビーホタテを使えば下処理の手間が少なく、平日の夜でも作りやすいメニューです。ほうれん草やきのこを加えると、旨みも彩りもさらに豊かになります。
おでんや汁物にも活躍するホタテのだし
ホタテは、だしとして使っても非常に優秀な食材です。とくにひもは旨みが強く、軽く下ゆでしたものをおでんのだしに加えると、味に深みが増して、全体がふっくらとまろやかな風味に仕上がります。
和風だしとも洋風スープとも相性がよく、味噌汁、クラムチャウダー風のスープ、雑炊など、さまざまな料理に活躍します。
香りと旨みが凝縮された「卵巣(生殖巣)」の楽しみ方
春先になるとホタテは卵巣が大きくなり、オレンジ色が濃くなるのが特徴です。この卵巣は加熱するとほっくりとした食感になり、濃厚な旨みが楽しめます。味噌焼きや煮物、バター炒めにしても絶品で、貝柱とはまた違った贅沢さがあります。
旬の時期にしか味わえない部位なので、見つけたらぜひ料理に活用してみてください。
ボンキッシュでホタテの新たな美味しさを発見!
ボンキッシュは和洋中の一流シェフが手掛けるお魚料理をご用意しています。ホタテを使ったお料理ももちろんございます。ご自分ではなかなか作れない、一流シェフならではのお料理をぜひお楽しみください!

上品な辛みがあとを引く人気メニュー【ホタテの甘辛炒め】は、北海道の豊かな海で育った肉厚のホタテを使った、西尾シェフ特製の中華メニュー。しっかりと下味をつけたホタテを、刻んだねぎと生姜を加えた甘辛だれで香ばしく炒め、しいたけ、赤パプリカ、ピーマンを合わせて彩りよく仕上げました。甘辛のたれに唐辛子のピリッとした後味が重なり、思わず箸が進む味わい。ビールはもちろん、スパークリングワインとのペアリングもおすすめです。

宮城県石巻市産ホタテを贅沢に使った、ボンキッシュベストセラーの上質なグラタン。1皿200gのうち40gを占める、肉厚なホタテ貝柱からは、噛むほどに旨味が広がります。ホワイトソースは蔵王山脈で育った酪農牛乳をベースにホタテの出汁をふんだんに使い、塩や調味料を加えず、素材の魅力を余すことなく堪能できる一皿に仕立てました。 海の恵みを凝縮した味わいを、ご家庭でお楽しみください。
参考文献
・藤原昌高(2010)『からだにおいしい 魚の便利帳』高橋書店
・西潟正人(2020)『改訂新版 日本産 魚料理大全』緑書房
・島津修(2018)『いちばんくわしい 魚のおろし方と料理』成美堂出版
お魚料理のオンラインレストランBon Quish(ボンキッシュ)のInstagramでは最新情報やお客さまからのご感想など随時更新しております。ぜひご覧ください!

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